1.厄年とは?
自分が厄年を迎えると、厄払いをした方がいいのか、どのような過ごし方をすればよいのか気になる人も多いことでしょう。
そもそも厄年とは、災いが降りかかりやすいと言われている年のことを指し、男性の場合には25歳と42歳、61歳、女性の場合には19歳、33歳、37歳がこれにあたるといわれています。
このうち男性は42歳、女性は33歳が大厄となっています。
これには科学的な根拠はなく、明確なことが分かっていないのが現状ですが、これまでにずっといいつたえられてきたということは、やはり注意が必要な年齢になっているといえます。
その中でも特に大厄は、若い時とは異なり体に変化が訪れる年と言えます。
男性の場合には働き盛りである半面、ライフスタイルも大きく変わりやすく、心身ともにストレスを抱えやすい時期と言えるでしょう。
2.厄払いをして気分をすっきりさせた方がよい
女性の場合にはホルモンバランスの変化が訪れる頃で、身体的にも精神的にも様々な変化が訪れます。
そもそも厄とはどのようなものかというと、病気になったりけがをしたり、仕事で失敗をしてしまったり、生活に困るなどのあらゆる災いごとを指しています。
厄払いをしたほうがよいのではないかと思う人も多いですが、厄払いをしたからといって、すべての厄を免れるわけではありません。
また厄払いしなくても、何事もなく平穏に生活している人も多く見られます。
自分に何か災いが降りかかるのではないと気にし過ぎてしまい、精神的な不安が要因となり、体まで疲れ病気になることも考えられます。
何か良くないことが起こるのではないかと不安を感じながら過ごすことは、身体的にも精神的にも良くないことはわかります。
このような気持ちを抱えたまま生活するのであれば、やはり厄払いをして気分をすっきりさせた方がよいと言えるでしょう。
3.厄払いの時期と相場について
厄払いは厄年に入る前に行うのがよいとされています。
できれば元日から節分の前までに厄払いを済ませておくとよいでしょう。
料金は神社によっても異なりますが、多くの場合3000円から1万円ほどが相場となっています。
厄年に気をつけた方がよいと言われていることとしては、結婚や出産、家を建てたり引っ越しをする、転職などがあげられます。
これらはすべて人生の転機にもあたり、これらの事柄はスタートさせるに当たり多大なエネルギーが必要です。
これによって注意力が散漫になったり、体に疲れがたまってしまうことにもなるため、けがや病気につながりやすくなります。
そのため厄年にはできる限り心も体も穏やかにしながら過ごすことが大切だとされています。
一方でこの時期を狙って結婚や出産、家を建てるなどの大きな出来事を取り入れることによって、厄を払うとみなしている地域も見られます。
そのため自分の住んでいる地域の風習などを調べてみることもお勧めします。
4.気にしないことが一番
この厄年を一番上手に乗り切る方法は気にしないことと言えるでしょう。
この年齢になると体が疲れやすくなったり、心配事や悩みごとなどが増え精神的にも大きな負担を感じるようになります。
これらを前もって頭に入れておくことによって、心の準備をしておいた方がよいという教えだと考えておきましょう。
反対にこの年以外に大きなけがや病気になった場合には、それを何かの厄のせいだったと感じることはほとんどありません。
自分の不注意が原因だった、自分の生活のが原因だったなどと厄以外の原因を探すものです。
このようにどんなことでも、厄とは関係なく発生するときには発生するものです。
すべてを厄に結びつけてしまう人もいますが、マイナスの思考は再びマイナスを招き入れるとも考えられています。
これらの考えを断ち切って、毎日を丁寧に穏やかに生きていくことが大切です。